アメリカ留学の真実。

これは秀逸。とくにこの辺りが。
http://toyokeizai.net/articles/-/14177?page=3

それでは、アメリカの学歴社会はどのような構造になっているのか、説明してみたい。アメリカの大学といえば、一般の日本人がまず思い浮かべるのがハーバード大学であり、ハーバードを筆頭とするアイビー・リーグの名門大学だ。ここがアメリカの高等教育ピラミッドの頂点であるのは間違いない。しかし、歴史的に見ると、アイビー各校は留学生など受け入れていなかったのである。まして、私たちのような東洋に住むイエローは論外だった。

なぜなら、アイビー各校はいわゆるWASP(ワスプ:ホワイト・アングロサクソン・プロテスタント)の師弟の高等教育機関として作られたからだ。したがって、いくら成績がよくてもWASP以外は入学を拒否された。第2次大戦以前は、アメリカ人でも、ユダヤ系はもとよりカトリック系の後発移民のイタリア系、スペイン系、ポルトガル系、それにポーランドなどの東欧系、ケネディ家を出したアイリッシュ系などの子供たちはほとんど入れなかった。

しかも、アイビーリーグに入るためには、いわゆるプレップスクールの卒業生でなければならなかった。これらの学校はみな私立の全寮制学校であり、ニューイングランド各地に点在している。つまり、プレップからアイビーへの進学が、アメリカの旧世代の「エリートコース」だった。

アメリカを代表する名門プレップとして有名なのが、ヴァンダービルド家、モーガン家、メロン家などの師弟が通ったセント・ポールズ、フランクリン・ルーズベルトが卒業したグロトン、ブッシュ親子が卒業したフィリプス・アンドーヴァ、それにエクセターやチョート・ローズマリーなどだ。ケネディ大統領は1930年のチョート(当時はローズマリーと合併していない)の卒業生だが、ようやくこの頃から、プレップもアイビーもWASP以外の子供を受け入れるようになった。

つまり、この頃までのアメリカは、現在のような実力による学歴社会ではなく、人種、家柄による階級社会と学歴社会が並立していた。この伝統は今でも残っていて、東部の名門一流大学に留学するなら、こうした伝統の中に放り込まれることを意識すべきだ。

私の娘もその友人たちも、当たり前だが、このようなWASPの子弟のインナーサークルからは相手にされなかった。同じ学生として友人にはなれるが、それ以上の関係は難しい。現在は多少は違っているだろうが、この壁が厳然と存在することを意識するのとしないのでは、留学生活は大きく変わってくると思う。

コメント

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母方の親戚に大正時代の始めに15歳でアメリカに留学し、第二次世界大戦直前まで、ハーバードで教授をしていたおじいさん(生きていたら多分110歳位)が いますが、かなり希有なケースだったのですね。因みに彼の可愛がっていた弟子にシラク大統領がいます。おじいさんがケンブリッジ大に行っていた時には付いて来て一緒に住んでいた事もあったようで、卒寿のパーティーには、パリから家族とお祝いに来たそうです。因みにそのおじいさんはまともな結婚をし、変な趣味はありませんでした。

No title

虹さん

そのお祖父さん、すごいセレブな方ですね。

アメリカに住んでみると分かりますが、白人とアジア人の間には大きな心理的距離があります。僕の留学生仲間でアメリカ白人層主流にとけこみ、満喫できたのは欧州からの白人のみでしたね。

アメリカ大手企業も、真のトップ層は白人男性ばかりです、

ある意味セレブだったのでしょうが、名誉欲は一切無く、真面目と言うか世間離れした一家だったようです。奥さんは木戸孝允の孫で、親友はライシャワーでした。若い時に勝どき橋の設計に携わり駒沢公園の設計者です。戦後クイーンエリザベスで世界一周しながら、教え子の所を回ったそうですが、母の実家が留学費用を出したことが後後まで尾を引き、母はお嬢様し損なったそうです。
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