中国の問題

これに加え、日本以上に加速度をつけて進む高齢化。急激に発展した国は、落ちるのも激しい。

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深刻な中国の水不足問題
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/4403
WEDGE 2014年11月06日(Thu) 岡崎研究所


エコノミスト誌9月27日‐10月3日号は、中国の水不足について、現在実施中の
世界最大の水移転プロジェクトによっても問題は解決しないだろう、と指摘し
ています。

 (“A canal too far” http://www.economist.com/news/china/21620226-worlds-biggest-water-diversion-project-will-do-little-alleviate-water-scarcity-canal-too )

 すなわち、中国北部には中国全土の5分の1の淡水しかないのに、耕地の3分の
2が集中している。さらに、ここ数十年、急激な都市化と河川の汚染が進んだ結
果、同地域は、慢性的な水不足に悩まされている。

 2002年に中国南部から北部に水を移す世界最大の用水プロジェクトが始動し、
昨年、その第一段階が完了した。これは1400年前に造られた「大運河」を拡
張・掘削し、揚子江流域から天津まで水を運ぶものである。この10月には、第
二段階として、はるかに野心的でコストも要する、湖北省と北京を結ぶ新運河
が開設される。

 しかし、新運河の建設によっても、中国の水不足は解消されない。それは、
人口増加、都市の拡大、工業化等で、水の需要が供給以上に拡大しているから
である。

 最大の問題点は、中国政府が、水の供給量を増やすばかりで、問題の根源で
ある水の需要問題に向き合おうとしないことである。2009年の世銀報告書によ
れば、中国は単位当たり工業生産に、先進国平均の10倍の水を使っている。こ
れは、水が非常に安価なためである。2014年5月に政府は水道料金を多少引き上
げたが、市場レベルには程遠い。

 水の価格を引き上げれば、需要は抑えられ、効率的な消費が促されるが、役
人はこうした解決策を嫌う。彼らは、水の価格を引き上げて工業が逃げ出すよ
うなことはしたくない。住民の抗議にも直面したくない。そこで、パイプや運
河によって水をやりくりしようとする。水移転プロジェクトは「政治権力の物
理的証し」である。

 このままでは、いつか、チベット高原を横断して揚子江源流と黄河上流とを
つなぐ大工事も始まるかもしれない。そうした巨大プロジェクトによって、問
題は先送りされ、解決に至ることはないのであろう、とエコノミスト誌は述べ
ています。

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